ヤマハのサイレントギターSLG200Sの弦高調整

2021年1月23日

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私はギブソンのサザンジャンボを所有しているのですが、名前の通り音が大きく部屋で練習するのには向かないため、ヤマハのサイレントギターを購入しました。

ヤマハサイレントギター

ところが、サドル側の弦高がけっこう高くてハイフレット側がものすごく押さえにくい。購入時から12フレットで弦高3.5mmくらいあってトラスロッドでの調整も限界なので、もうサドル削るしかないと決心。

まずはサドルを入手

いきなり付属のサドルを削る勇気はないので、楽器店で同じサドルを取り寄せてもらいました。

取り寄せたほうを削れば、万が一失敗したときに元に戻せますので。

 

上がギターに装着されていたもの、下が今回取り寄せしたもの。

ヤマハサイレントギターサドル調整2

比較すると高さが結構違いますね。

ヤマハサイレントギターサドル調整6

今回購入したものは、あくまで未調整のパーツなので高さも製造されたままなのでしょう。という事は逆にギターに付属されているものは工場出荷前もしくは店頭にて調整のうえ装着されていたという事になります。(それにしては弦高すぎなんじゃないか、店頭保管時に反ったのかな?)

しかも、もともと装着されていたサドルは、ブリッジに接する面(つまりセンサーと接する面)がやや斜めになっていて、ヘッドフォンでは音が出ていたものの、ちゃんとサドルとセンサーが接していないのではないかという疑惑があったので、今回はもともと装着されていたサドルを削ることにしました。

サドル取り寄せなくてもよかった感じになっちゃいましたが、予備になるしまあ良しとします。

サイレントギターのサドルを削る

ギターのサドルを削る

いよいよ削ります。とりあえず目標は現状よりもサドル1mm下げ!ちなみにサドルを1mm下げると12フレット側では0.5mm下がります。もう少しがっつり下げてもいいのですが、一旦これくらい削って様子見たいと思います。

ヤマハサイレントギターサドル調整3

まず削る目安の線を油性マジックで書きました。

ヤマハサイレントギターサドル調整4

あとは180番の紙やすりで削った後、最終的に1000番の紙やすりで仕上げ。(棒ヤスリも用意しましたが結局使わなかった。)

サドル自体は結構簡単に削れましたが、まっすぐ平らに削るのは結構大変。あと指が痛くなる。

 

本当はこういうのを使って、まっすぐきれいに削りたいところです。(しかも弦高定規付き)

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削り完成はこちら。1mm下がるだけで結構印象が変わります。

ヤマハサイレントギターサドル調整9

サドル溝に装着すると、高さが下がったことを実感します。

ミディアム弦を張って弦高チェックしたところ、狙い通り0.5mm下がって2.5mm程度になりました。本当はもっと下げたい気持ちもありますが、今回はいったんこれで様子見ます。

まず弾き心地ですが、かなり弦を抑えやすくなりました。弾いた感じもハイフレット側が以前と比較してかなり弾きやすい!!

ヤマハサイレントギターサドル調整8

サドル底のセンサーと接する部分も問題ないようで、ヘッドフォンへの出力でもちゃんと音が出ました。以前より良くなったかどうかは正直わからない。

予想外のこともありました、サドル底をきれいに削りすぎたのか、なんとサイレントギターなのに生音が大きくなってしまいました。削る前の状態だと線でブリッジに接していたため少し浮き気味だったサドルが面でブリッジに接するようになって、弦の振動しやすくなったのかも。

そう考えたら、あのちょっと斜めになっていた仕上げには意味があったのかな。(もしかして生音を抑えるためのメーカーの狙いだったりして…)

 

とりあえず弾きやすくなったので満足!

今回はこれにて完了。

 

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