以前紹介した、私のファーストギター、EpiphoneのAJ-15ですが、今更ながら使われている木材はなんだろうと思い調べてみました。
当時のスペックなんて公式サイトにも載っていないので、いくつかのショップの中古出品のスペックを参考に調べたところ…
●トップ板 材質:セレクトスプルース
●サイド板 材質:マホガニー
●バック板 材質:マホガニー
スプルースとマホガニーはある意味一般的な材質ですが…
セレクトスプルース?
なにそれ?
アコースティックギターのトップ材としてはポピュラーなスプルースですが、「セレクトスプルース」というのは聞いたことがありませんでした。
Googleさんで検索しても、なかなか答えに辿り着けず、検索範囲を広げたら海外サイトの掲示板的なページに同じような質問とそれに対する答えがありました。
※Google翻訳にかけて少し直したものです。
Q:セレクトスプルーストップとはどういう意味ですか?スプルース単板との見分け方はなんですか?
A:「セレクトスプルーストップ」はラミネートを意味します。それが単板トップなら99%以上の確率でスプルース単板と表示されますよ。
セレクトスプルースとは回答者曰く、ラミネート。つまり合板のスプルースの事らしいです。
どうやらラミネート(合板)という直接的な表現をしたくないメーカーが作った表現のようです。ギター界隈ではトップ材は単板のほうがもてはやされていますからね。
Taylorというメーカーでは「レイヤード」という表現をしていたり、単板とは区別したいけど合板とは言いたくないのでしょう。
トップ合板ってどうなの?
安いギターのトップ材は合板が多いので、あまり良いイメージがない人もいるかもしれないですね。
でも私のAJ-15については、2万円くらいギターだったので単板ではないだろうとは思っていましたが、鳴らないわけでもないし、ギターとしての出来は良かったと思います。
流石にトップ単板のギターと比較してしまうと鳴りは負けますけどね。
エレアコの場合は、あえてTOPを合板にする事でハウリングを抑えたりもしますし、単純に合板のほうが強度がある事が多いです。
だから一概に単板だから良い、合板はダメとは言えません。
要は、弾きやすさとか音の好みで気に入れば、単板だろうが合板だろうが全然どちらでも良いと思います。