フジゲンウクレレFUS-TCの弦の張替えです。実は購入当初からちょっと弦のテンションが強いなと思っていたので、買ったばかりですが張り替えることに。
工場出荷時に張られている弦は、Worth社のクリアフロロカーボンのCDという種類の弦なのですが、WorthのWebサイトで調べたところ、ハードゲージのようで、下記のような特徴が記載されていました。
CMよりハードな素材。パワフルでハイテンションな音。ハリのある音をお好みの方に。鳴りの悪いウクレレにも。ゲージサイズはCMと同様。
…そりゃ硬いわ。
というわけで、個人的に音やタッチが好みのブラックナイロン弦に張り替えます。
ついでにこのモデル、サドルの形状がよくあるタイプと違うみたいなので、同じウクレレを持っている方、検討中の方の参考になればとブログに残しておくことにしました。(そして自分の備忘録として。)
フジゲンFUS弦の張り方
まず、張替前のサドルの結び方を観察します。フジゲンのサドルはそんなに編み込まなくても固定されるように弦1本に対して通し穴が2つ空いています。最初にどちらに通すのか覚えておいたほうが、のちのち楽です。
ちなみに本当は全部の弦を外して、指板のメンテナンスを行ってから新しい弦を張り替えますが、私の場合はまだ指板がキレイであることと、弦のむずび方が分からなくならないよう1弦づつ交換しました。
①弦を外して新しい弦をペグに通していきます。サドルの結びが終わったら弦を引っ張るので、この段階では緩く通しておく程度でOK。
②ウクレレのヘッドを右に向けておいた状態の時に手前にあるほうの穴に弦を通します。
③そのままくるんと隣の穴にも通します。
④弦の先端を輪っかに通します。この時、輪っかの外から内に通すようにすると弦の先端がサドル内側に向きます。
⑤ヘッド側に弦を引っ張ってたるみを取ってサドルにピタッとさせます。あとはペグを巻いてチューニングしたら完成です。
いま説明した通りのやり方で1弦と2弦をやってください。ちなみに3弦と4弦は通す穴と結ぶ方向を逆にすればOK。
下の写真のとおり、弦の先端が中央に向かってきれいに揃います。
今回張ったブラックナイロン弦はこちら
ダダリオのEJ53Cというコンサートウクレレ用のブラックナイロン弦です。ダダリオ以外の弦でも同じですが、張替え直後のナイロン弦は伸びるので、1週間程度は弾きながらこまめにチューニングをすれば問題ありません。安いブラックナイロンにありがちなつるつるの表面ではなく、少しさらっとした感じで弾きやすく、テンションも丁度良いのでお勧めです。
ちなみに、まだダダリオしか試していませんが、フジゲンFUS-TCとの相性は良いほうだと思います。ブラックナイロン弦を貼ると、ちょっとカマカっぽい鳴りになるような気がします。(個人的な感想です笑)
|
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
⇒Amazonでこの商品の詳細を見る